《 ナンシー関 》

    1962年青森県生まれ。本名・関直美。

今世紀最強の消しゴム版画家。

    各雑誌等でコラムや対談でも活躍し、鋭い観察眼で知られる。

    著書に、「何様のつもり」「何をいまさら」「何の因果で」「何もそこまで」(世界文化社)、

    「小耳にはさもう」「聞いて極楽」(朝日新聞社)等がある。

〜角川文庫より〜


私の大好きな人である。

ピカイチのコラムニストと言っても差し支えない。

 彼女のTVウォッチャーぶりは、素晴らしい。

 見事な分析力と観察眼で、私を笑わせ、感心させる。(私だけじゃないけど・・・)

 切れ味の良い文章と、その一人突っ込みぶりは、常人ではない。

 私が普段TVをみていて感じている事をそのまま記述しているかのように、シンクロしてる。

 「そうそう、これが言いたかったんよ!!」ってな感じ。

 心の中のもやもやを、スパッと言語化してくれて、大助かり♪

 ありがとう、ナンシー(笑)。







>> 追記 <<

いつかは…と思いながら、手を着けられずに今日まで来てしまった。

このコンテンツは、ナンシーさんから始まったのである。

↑たったこれだけの短すぎる文章で事足りるとした私は、

まだまだ彼女の活躍は続いて行くものだとばかり思っていたのだった。




ご存知のように、ナンシーさんは、2002年6月12日に急逝した。

あの日の衝撃は、ナンシーファンにとっては、

忘れられるものではないと思う。

その後、有名無名問わず、様々な人々の追悼文を読ませて頂き、

失ったものの大きさを、あらためて感じたものである。




彼女が亡くなった直後に、文庫化されていた著書を探して

あちこち見たのだが、残念ながら数冊しか見つけられずにいた。

一周忌あたりにオンラインで10冊程を購入し、一気読みした。

誰にも真似できない語り口は相変わらず?で、

何冊読んでも読み足りないくらいに私を夢中にさせる。

文庫化されていない著書はまだまだある筈で、

眼を光らせておかないと買い逃してしまいそうだ。




今年の7月には、ナンシー関全集ならぬナンシー関大全なるものが出版され、

雑誌掲載のコラムは勿論の事、仕事場や幼い頃の写真、

彼女の生い立ちから家族の追悼文もどきまで掲載してあり、

とても興味深い内容になっていた。




ナンシーさんが初めて原稿を書いた時の事を、

友人でもあるいとうせいこうさんが追悼文の中で述べられていて、

原稿用紙にびっしり書かれた文字を見たいとうさんは、

"ナンシー、改行しろよ" と言ったそうな。

ちょっと笑ってしまうエピソードだったが、

実は私は、いとうさんの追悼文に一番泣かされてしまった。

あのお二人が、友人だったとはつゆ知らず、

いとうさんを見る私の目は、その事に拠って変わったと言える。

この、ある人との関係性において認識を変えさせるという行為は、

タレントが良く使う手であると、ナンシーさんが指摘していたっけ。

だが当然のごとく、いとうさんにその意志はないわけで

私が勝手に思い込んだだけなんだが。




TVを観ていると、やりたい放題の芸能界に

的確な一石を投じ続けたナンシーさんの大きさを再認識すると共に、

あ、これ、彼女だったらどういう風に斬るだろうかとか、

そんな所から黙って眺めていないで、こいつを何とかしてくれ!と

言いたくなって困るのである。

( 11/02/03 )


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