NHK観戦記

11月29日から12月1日の3日間、
生まれて初めての生フィギュア、しかもコンペを観戦して来ました。
今年は場所が京都という事もあり、毎年開催地が変わるNHK杯、
もう2度と行けないかも知れないなと考えて、頑張ってはみたものの、
私自身はチケットを1枚も獲ることはできず、
結局、こんな私を誘ってくれた
Rさんという救いの神に拾われたのでした。

心から生初観戦を楽しみたかったので、メモなどは一切取らず、リンクだけを眺めていました。

不鮮明な記憶と心に深く残った事だけを文字にした為、間違いや思い違いがあるかも知れません。
ですので、ここでNHK杯の知識を得ようとしてはいけません(笑)。

素人なので、観戦記というよりは感想文と言った方が正しいかも。

 

11/29/02 ――1日目(競技2日目) TOP 1 2 3
フィギュア・スケート生初観戦の日。昨夜は、遠足へ行く前日の子供みたいに興奮してなかなか眠れなかった。競技が行われる西京極は、初めて足を踏み入れる場所なので、初日の今日はタクシーで行く事にする。しかし、タクシーの運転手さん、何故か不安そうなのだ。ここは混んでますが、ここ通過したら楽勝ですよ、とか、説明はしてくれるのだが、私は現場に無事到着すればそれで良いわけで、京都の道路事情なんかどうでも良いのよ!(道順は)合うてるんかなこれ、とか言って不安を煽らないでくれよっ!はい着きました。と降ろされた所は京都パープルサンガのホームである西京極競技場(って言うのかな)であった。そこから汗だくになりながら歩くあるく…。この日の京都は比較的暖かく、ババシャツ着込んでいた私は、早足と待ち合わせ時間に遅れているという状況に冷や汗混じりの汗をかいたのだ。でも、私は遠回りをしたみたいなのよね。後でわかった事だけど、競技場から京都アクアリーナまでは、5分もかからない距離だった。会場前で待っててくれたRさん、ごめんなさい。

会場に入って座席を探す。ジャッジ席のほぼ正面で観易いのなんの。苦労してチケット獲ってくれたRさんに改めて感謝。アイスダンスのオリジナル・ダンス競技はもう始まっており(私が時間に遅れた為)、現世界チャンピオンのロバチェワアベルブフ組(ロシア)の演技には辛うじて間に合った。

美男美女のカップルで、一目実物を観たいものだと、長野世戦の頃から思っていたのだ。顔、小っちぇー!身体も細い!それにしても美しいことと言ったら…。仲睦まじいのが観ててもわかる。今回も解説を担当されている佐藤有香さんがSLCOの解説の時に、ジョギングしている時も手を繋いでいるくらい仲が良いと仰っていたのを思い出した。さもありなんという感じ。だがその後佐藤さんは、私は御免ですがとも仰っていたっけ(笑)。余談だが佐藤さんは、ご主人(アメリカ人のスケーター)とペアを組み、アイスショーなどでご活躍されているプロのスケーターなのだ。

超ど素人の肩書きの私は、他に知っているペアと言えば、チャイトサフノスキー組(イスラエル)くらい。その上、アイスダンス自体に余り興味もなかった(この日までは…)ので、次の女子シングルSPが本日のメインなのであった。予想通りと言うか順当に、ロバチェワ&アベルブフ組が昨日のコンパルソリーに続いてトップに立った。

ハーフブーツとカシミアの膝掛けで防寒を謀ったものの、座布団の必要性を痛感する。それに、ふくらはぎの部分が寒い(笑)。長時間座ったままで、腰に来てもかなわないので、競技と競技の間などは、会場内をうろついてプログラムや新書館発行のWFS(ワールド・フィギュア・スケート)9を買ったりして過ごす。
Rさんも私も、トイレに並ぶのが嫌で、ドリンク類は全く口にせず。水分補給も昨日から極力抑えていた。それから、Rさんや私と同じくアリョーシャファンのNさんにもお会いすることができた。私達3人は、或るコミュニティに属する仲間なのである。勿論、共通項はアリョーシャ。日本ではアリョーシャファンが近くに居ない私としては非常に楽しい会話だった。どんな話をしてもちゃんと通じるのが、そして何の補足もなしに喋れるのが嬉しいのだった(笑)。

そして始まった女子のSPは、驚く事ばかり。

アリョーシャと同じ振付師のモロゾフさんが振付を担当したという荒川静香さんの演技には感動した。
というか、私は3日間ずっと感動してばかりいた。演技が終わり、観客の拍手に応えてお辞儀をする選手達を観ていると、自然と眼がうるうるしてしまうのだ。彼等の健気さが涙腺を刺激して仕様がないのだった。で、荒川さん。ポップス調にアレンジした(by NHKアナ)チャイコフスキーの白鳥の湖の曲も良くて、印象に残る。荒川静香という名前は知ってはいたが、演技を観るのはニュース以外では初めてだと思う。長い手足を活かしたスパイラルや、確実なジャンプはダイナミックで観ていて気持ちが良い。素晴らしい演技だった。

もう一人、私を驚かせたのは恩田美栄さん。昨シーズンの淡々としたスケーティングとはひと味もふた味も違う、情感のこもった演技は、全く別人のようであった。キレの良いジャンプは勿論の事、一番の課題だと言われていた表現力がこれなら、ドイツ大会優勝も頷ける。今日のSPは、完璧だったのでは?

それから大好きなスルツカヤ。きれい〜!可愛い〜!細いです!TVで観るよりずーーーっとです。ヘアスタイル変えてるし、最初はわからなかった。スケーティング自体は不調。ロシアカップの後、本人も言っていたけど、休養不足と練習不足は祟るようだ。練習不足はともかく、もう1つの方は、誰かさんにも言って聞かせたい!正座して聞いて貰いたいくらいだよ。畏れ多い事を言うとるな(笑)。

村主さんはジャンプが思うように行かず、SLCOや長野世戦のような滑りができなかったものの、スルツカヤを抑えての3位は不本意だろうが立派。

日本女子の1・2・3フィニッシュは最高に嬉しかったし、FPへ向けての期待や楽しみが異様に膨らむというものだ。荒川さんの白鳥は、帰ってからもビデオ要チェックだと心に刻む。

今日の最終競技は、ペアのFPだったが、ただただ中国のペア、シュー・シェンホンボー・ツァオに敬服。高さ・スピード・正確さなど、どれを取っても右に出るもの無し。それに、なんか凄く良い人達なのよ。
ファンに対してとっても優しい感じがするというか。長野世戦のEXのアンコールで、モー娘。滑ってくれちゃったりね(笑)。おそらく何処かから頼まれて、断り切れなかったんじゃないかって話もあったけど。エエ人やなぁっていう印象がずっとあって。表彰式も正面から観られて感激だった。

今日は、現世界チャンピオンを3組も観られたんだという満足感。それと、日本のファンも選手にハグを要求したりでなかなかシタタカで笑えた。RS席(私達の席は2階でSS席)は、あんな事もできるんだと妙に納得したり。1日目にして感動の嵐。それでも帰りにRさんとラーメンをしっかり食べて帰宅。感動はどーした?それはそれ、これはこれで。――つづく

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