《 アカデミー賞 》

アメリカ映画界で最大のイベントであり、

世界で開催される映画祭の中で最も華やかな『お祭り』。

作品賞、監督賞、主演男・女優賞、助演男・女優賞、

脚本賞、脚色賞、撮影賞等の部門があり、

<映画芸術科学アカデミー>の会員(現在会員数は5000人を超えると言われる)の

投票によって決定され、

それぞれの受賞者に「オスカー像」が贈呈される。

世界各地に授賞式の模様が中継されており、今年は3月27日。

日本では昨年までNHKの衛星放送でカバーしていたが、

今年から(どういう経緯か)WOWOWで放映される。

毎年楽しみにしているイベントの一つ。3時間なんかあっという間に過ぎて行く。

映画の中では埃だらけの真っ黒な顔で出演していた人々も

イブニングドレスやタキシードの正装で恋人や配偶者同伴で登場する。

会場に入るまでの長い赤い絨毯の上を歩くその姿を一目見ようと

ファンが会場の周りで待ち構えている。

ファンだけでなく、その絨毯の周りにいるのはマスコミ関係者で

我先にインタビューしようと、てぐすね引いて待っている。

ここからもう、授賞式は始まっているのだ。

自分が出演した映画を批判した人をさりげなく避けて通ったりするスターもいたっけ。

映画界の舞台裏が覗けて興味深い。

年々ゴージャスになる授賞式の司会を務めるのは今年は「ビリー・クリスタル」。

今年と言った方がいいかな?彼は通算7回目。

歴代の司会進行役で「ボブ・ホープ」に次ぐ記録である。

「ウーピー・ゴールドバーグ」も近年複数回務めている。

彼女の司会も面白かったけど、ケネディの甥のレイプ事件ネタはちょっとしつこかったなぁ。

会場が一瞬引いたもの。

一昨年のオープニングで前出のビリーがパロディったのは『タイタニック』(11部門受賞)。

主人公が唾を吐くシーンが映し出された直後、

その唾が会場のビリーのおでこにピチャっと貼りつく。あれは笑えた(笑)。

プレゼンターも豪華っすよぉ〜。スターが続々。しかし、そこまで覚えちゃいられない。

受賞シーンで印象深いのをいくつか上げておこう。

キャシー・ベイツ(ミザリー) 

天国の父親に感謝して泣いていた。

ヘンリー・フォンダ(黄昏)

病床の父・ヘンリーの代役でオスカーを受け取ったジェーン・フォンダの長いスピーチ。

バネッサ・レッドグレープ(ジュリア) 

政治的要素を盛り込んだスピーチに非難が…。

オリンピア・デュカキス(月の輝く夜に)

当時大統領候補選で戦っていた従兄弟のデュカキス氏にエールを送る。

ジュリエット・ビノシュ(イングリッシュ・ペイシェント)

一緒にノミネートされていた大先輩の女優「ローレン・バコール」に舞台上から呼び掛けて 

おすぎさんに「やな女ねぇー」と言われる(爆)。

『シンドラーのリスト』が作品賞を受賞した時、

服の袖をたくし上げて収容所の生き残りの証である刺青を見せた人もいた…。

観てはいないけど今でも観たいと思うのは、

アフリカン・アメリカンで初の主演男優賞を獲得した「シドニー・ポワチエ」(『野のゆり』)のスピーチ。

(未だに彼一人。主演女優賞に至ってはまだ誰も受賞していない。)

この頃はまだ、日本でTV中継されていなかったと思う。

彼はどんな思いで授賞式に臨み、

受賞者の名前が読み上げられたその瞬間、どういう気持ちだったのだろう。

ただ感謝したい人達の名前を羅列するだけの、ごくごく一般的なスピーチだったのだろうか?

どなたかご存知?

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映画ファンには見逃せない、悲喜こもごもの授賞式。

日本ではまだ未公開の映画の情報も得られるので、それも楽しみの一つ。

一度は会場であの興奮を味わってみたいなぁ。

でもイブニングドレスなんか持ってないからやっぱ無理。

そういう問題か。

今年はどんな仕掛けで驚かせてくれるのか?

27日の生中継を待つ事にする。

(03/01/00)

補足:2002年、第74回アカデミー賞で、アフリカ系アメリカ人の女性としては初の主演女優賞を
ハル・ベリーが受賞。同年、主演男優賞をデンゼル・ワシントンが、また、功労賞を
上記のシドニー・ポワチエがそれぞれ受賞した。


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